NPO法人石綿被害者支援の会とは


 石綿(アスベスト)は、耐熱性、絶縁性、保温性に優れ、断熱材、絶縁材、ブレーキライニング材などに古くから用いられ、「奇跡の鉱物」と重宝されてきました。しかし、高濃度長期間暴露による健康被害リスクが明らかになったことで、アスベスト含有製品の生産や建設作業に携わっていた従事作業者の健康被害が問題となり、「静かな時限爆弾」と呼ばれるようになりました。

 アスベスト健康被害の労災補償、石綿救済法の申請には過去の職歴や罹患病名など詳細な記載が複雑で個人ではなかなか難しく、専門支援団体などの支援を受けなければ申請することが困難となります。

 それでも救済のために都市部では支援団体、労働組合などが支援を行っていますが、地方では支援団体があまりにも少なく。厚生労働省の統計によれば北東北3県(青森・岩手・秋田)では平成19年から平成27年中皮腫死亡者が(187人)労災認定数は(37人)と19.7%にとどまっています。

 私たちはこれまで労働組合でアスベスト被害者の労災認定、石綿救済法定などの救済支援をおこなってきましたが一般市民救済まで体制が取れていない現状がありました。

 このたびアスベスト被害者一般市民救済として「NPO法人石綿被害者支援の会」を発足し、アスベスト被害で相談体制がなく、自身の病気が石綿かもしれず、誰にも相談できず、苦しみ亡くなっていく多くの方々の救済の受け皿として少しでもお役にたてれば幸いです。

 潜在的な石綿被害者の発掘などのご相談と当NPO法人の活動に ご理解とご支援をお願いいたします。

 

NPO法人石綿被害者支援の会 理事長 松舘 寛               

副理事長 斎藤 德重、 池内 政一、 増子 今朝男

事務所紹介


東京事務所

東京都足立区日ノ出町31番3号

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岩手事務所

岩手県二戸郡一戸町西法寺字関屋115番地2

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